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宇和島の祭りと年中行事 ― 冬から秋までの暦でたどる地域文化
宇和島の祭りと年中行事を、津島しらうおまつりや西江寺えんま祭、春のだんだん祭り、伊達なうわじまお城まつり、吉田秋祭りなど、開催時期の順に整理します。
宇和島の年中行事を季節で整理する
宇和島の祭りは、市内中心部だけでなく、津島、吉田など地域ごとの産業や信仰、歴史と結び付いています。開催日が毎年決まっている行事、旧暦で日程が決まる行事、年によって開催状況を確認する行事があります。ここでは1月から11月まで、素材に記録された他の祭事を時期の順に並べます。
1月に岩松川のしらうおを味わう
津島しらうおまつりは、毎年1月の最終日曜日に津島町岩松で開催されます。岩松川では2月頃にシラウオ漁の最盛期を迎え、祭りではその冬の恵みを扱います。目玉の一つは、岩松川で獲れたシラウオの踊り食いです。同日には産業まつりも開催され、津島町の産品や催しが集まります。津島町の郷土料理で、鯛めしの元祖ともいわれる「六宝」の早食い対決も行われます。
会場は宇和島市津島町岩松甲471です。岩松の町並みと同じ津島地域にあるため、川の漁と町の建物を続けて見る組み合わせができます。
2月に西江寺えんま祭を迎える
西江寺えんま祭は、毎年旧暦1月16日を含む3日間に開催されます。古くから閻魔信仰があった宇和島で、350年以上続く祭りです。祭りの時期を宇和島に春の訪れを感じる時期として紹介されています。
境内では、宇和島出身の画家・村上天心が描いた畳8畳にも及ぶ「えんま大王図」や、「地獄極楽絵図」を見ることができます。えんま像の前では僧侶を集めた法要が行われ、ボランティアによる解説もあります。3日間、西江寺と商店街では1日1回ずつもちまきが行われ、境内では「えんま汁」と呼ばれるぜんざいのふるまいや「えんま釜」のお茶会も開催されます。
4月下旬にだんだん祭りを確認する
ふる里だんだん祭りは、例年4月下旬ごろに遊子水荷浦の段畑下特設会場で開催されます。水荷浦で収穫された早掘バレイショの即売、グルメブース、ステージイベント、段畑の散策ガイドなどが行われる祭りです。素材の取得時点では、天候不順による種芋の不作とジャガイモの生育不良の影響で、2026年は中止と記録されています。開催時期だけを見て予定を決めず、その年の案内を確認する必要があります。
5月に城下町の行列を見る
伊達なうわじまお城まつり・伊達五十七騎大武者行列は、毎年5月4日と5日に開催される祭りです。会場は市内中心部、宇和島城、城山公園です。大武者行列のほか、ステージイベントやグルメブースも行われます。
5月4日には、伊達秀宗の宇和島入部を再現する「秀宗公入部伊達五十七騎大武者行列」が行われます。参加者は甲冑を身に着けて伊達五十七騎に扮し、子ども武者や子ども姫も行列に加わります。宇和島城の建物や城山の郭を背景に、城下町の歴史を行列という形式でたどれる日程です。
定期闘牛大会の日程を暦に置く
定期闘牛大会は、1月2日、5月3日、7月23日、10月第4日曜日の年4回行われます。会場は小高い丘の上に建てられたドーム形の闘牛場で、直径20メートルの土俵上で1トンを超える牛が対戦します。闘牛の起源には、農耕用の強い牛をつくるために農民が角を突き合わせたとする説と、17世紀後半に宇和海を漂流していたオランダ船を福浦の漁民が救助した礼として贈られた牛が格闘したことに始まるとする説があります。
開催日は月ごとに異なりますが、開催時間はいずれも12時から14時頃と記録されています。大会中は宇和島自動車バスセンターとJR宇和島駅前から無料バスが運行されます。開催日時と料金は変更の可能性があるため、公式サイトでの確認が必要です。
10月から11月に秋祭りをめぐる
宇和津彦神社秋祭りは毎年10月29日です。10月28日には神社で神事と宵宮祭が行われ、29日の例祭では神輿の渡御や八ツ鹿踊りの奉納があります。八ツ鹿踊りは市指定文化財です。例祭の練り歩きルートや時間は問い合わせが必要で、神社近辺に駐車場はありません。
吉田秋祭の神幸行事は毎年11月3日に開催されます。八幡神社での伊勢踊りや卯之刻相撲に始まり、吉田町の陣屋町でおねり行列が行われます。鹿の子、牛鬼、練車、御船、宝多などが練り歩き、近世後期から現代まで受け継がれてきた行事として、国指定無形民俗文化財に位置付けられています。記録された日程では、午前5時の卯之刻相撲、午前8時30分頃の宮出し、午前11時のおねり出発、正午から午後1時の練車等展示、午後1時10分のおねり再開、午後2時30分頃の餅まき、午後3時30分頃のおねり解散、午後4時頃の御旅所神事、午後6時頃の宮入が示されています。
開催日と地域の関係を確かめる
冬は岩松川のしらうおと閻魔信仰、春は早掘バレイショと城下町の歴史、夏は定期闘牛、秋は神社の例祭と吉田の神幸行事というように、行事ごとに背景が異なります。複数の祭りを一つの観光地としてまとめず、開催地域、開催日、行事の内容を分けて見ることが大切です。吉田秋祭なら吉田ふれあい国安の郷、津島しらうおまつりなら岩松の町並み、城まつりなら宇和島城と伊達博物館を関連地点として組み合わせられます。
なお、祭りは天候や作柄、運営上の事情で変更・中止になる場合があります。特に2026年のふる里だんだん祭りは中止と記録されているため、過去の開催月だけで判断せず、訪問前に各行事の案内を確認することが必要です。
この記事に登場するスポット
出典・参考資料
- 宇和津彦神社秋祭り/10月29日 - うわじま観光ガイド ↗
- 定期闘牛大会 - うわじま観光ガイド ↗
- 吉田秋祭の神幸行事(国指定無形民俗文化財)/11月3日 - うわじま観光ガイド ↗
- 伊達なうわじまお城まつり・伊達五十七騎大武者行列/5月4日・5日 - うわじま観光ガイド ↗
- ふる里だんだん祭り/4月下旬 - うわじま観光ガイド ↗
- 津島しらうおまつり/1月下旬 - うわじま観光ガイド ↗
- 西江寺えんま祭/2月 - うわじま観光ガイド ↗
最終確認: 2026年9月6日